貨物駅ではたらく機械

貨物駅ではどんな機械がはたらいているの?

貨物駅では、いろいろな機械がはたらいています。その中でも最も活躍しているのがフォークリフトです。
フォークリフトはその名の通り、「フォーク」と「リフト」の機能を持った機械です。
貨物の入ったコンテナには、「フォークポケット」と呼ばれる平たい穴が付いています。
この「フォークポケット」に正確にフォークを差込み、コンテナを持ちあげ、他の貨車に移動させたり、トラックに積んだりします。この作業を「荷役(にやく)」といいます。
また、コンテナにはIDタグが取り付けられており、フォークポケットにフォークを差し込むと、IDタグにフォークリフトの読み取り部が接面し、その情報をフォークリフトのコンピューターに取り込みます。同時に、フォークリフトはITネットワークシステム(JR貨物のIT-FRENS&TRACEシステム)と瞬時に交信し、そのコンテナの貨物情報を取り込み、フォークリフトによる作業内容とGPSによる位置情報を送信します。
オペレーターは、その情報をフォークリフトのコンピューター画面で確認して荷役作業を迅速、正確に行います。
鉄道貨物輸送におけるフォークリフトは、まさにITネットワークシステムの情報端末としての役割も担っており、パワーとIT技術を兼備した機械と言えます。

forklift

idtag

さまざまな荷役機械

トップリフター

20フィートから40フィートまでの大型コンテナを運ぶことができる国内でも最大級のフォークリフトの一種です。
スプレッダーにより上吊りにてコンテナの積卸しを行います。
海外からのコンテナもトップリフターで対応します。

 

トップリフター詳細解説を表示

トップリフター詳細解説を閉じる

この巨大な機械はトップリフターと呼ばれ、スプレッダーでコンテナを上吊りして荷役を行います。20フィートから40フィートまでのコンテナを扱うことができる国内でも最大級のフォークリフトの一種です。国内で幹線輸送によく使われる大型トラック(10トントラック)の荷台部分が鉄道の31フィートコンテナとほぼ同じ大きさなので、大型トラックの荷台部分を荷物を入れたまま持ち上げることができると考えれば、その大きさが想像できます。コンテナを抱えて作業している姿を実際にそばで見ると、その迫力に圧倒されます。
近年、鉄道輸送用のコンテナも大型化が進み、貨物列車1編成がすべてトップリフターでないと荷役ができないという列車も増えつつあり、ますますその重要性が増しています。

12フィート用フォークリフト

12フィートコンテナ(5トン)を運ぶのに使われます。
鉄道貨物輸送では、 12フィートコンテナ(5トン)が最も多く使われるので、駅構内でもこのフォークリフトは最も活躍しています。

 

12フィート用フォークリフト詳細解説を表示

トップリフター詳細解説を閉じる

このフォークリフトは、12フィートコンテナ(5トンコンテナ)を荷役する際に使用します。鉄道輸送用のコンテナはこのコンテナが最も多いので、日本全国の貨物駅で見かけることができます。東京貨物ターミナル駅では、約20台も配置されています。
トップリフターと比べれば小型ですが、街中や工場で見られるフォークリフトと比べればはるかに大型で、また通常のフォークリフトは運転席が乗り降り自由な吹きさらしですが、このフォークリフトは独立して窓ガラスやドアで仕切られた空間になっており、エアコン等も完備しています。また、各車両にはタッチパネル方式のコンピューター端末、GPSアンテナと無線機が設置されており、扱うコンテナの貨物情報、作業指示、作業内容と位置情報のデータをやり取りしつつ、ほかのフォークリフトと無線で交信して連携を取りながら荷役作業を行っています。

20フィート用フォークリフト

20フィートコンテナ(10トン)を運ぶのに使われます。<br /> 鉄道貨物輸送では、 標準的な12フィートコンテナの上が20フィートコンテナになり、10トンまでの荷物を運べます。このフォークリフトは2本のフォークの幅が調整できるようになっており、12フィートコンテナも運べます。